SundaySkyデータエレメント・ライブラリの基本
ビデオをパーソナライズすることが決まったら、データエレメント・ライブラリの設定を始めましょう。
ライブラリは、コンテンツをパーソナライズするために使用されるデータ要素(エレメント)のコレクションです。 データエレメントは、パーソナライズを作成するための実体であると考えると理解しやすくなります。 SundaySkyのデータエレメント・ライブラリで作成するデータエレメントは、出し分けの元となるデータレコードに存在するデータフィールドに直接関連付けられます。 ビデオがパブリッシュされると、各データレコードにある値がSundaySkyに渡され、視聴者に応じて表示されます。
データエレメントは、名前など各視聴者に固有の値を保持することも、あるいは部署など複数の値(財務部、 人事部、製品部)を保持するような属性を表すことも可能です。
SundaySkyは、”1:1パーソナライズ”と”オーディエンス別のメッセージ”の2つのパーソナライゼーションの方法をサポートしています。以下ではそれぞれの方法について説明します。
1:1パーソナライズ | |
方法 | データフィードから取得したデータがビデオに挿入されます。 |
使用例 | Hi {first name}! |
データエレメント・ライブラリへの実装方法 | 多くの場合において、パーソナライズしたい内容を表すデータエレメントを作成するだけです。 上記の例では、First Nameというデータエレメントを作成します。 |
特記事項 | ナレーションに1:1パーソナライズを実装したい場合、データエレメント とそこで持ち得る値をデータエレメント値として作成します。 例: {plan name} プランのご購入ありがとうございます。 というナレーションの場合、Plan Name というデータエレメントを作成し、 そして、そのデータエレメントが持ち得る値(ゴールド、シルバー、プラチナム)を一緒に登録します。 |
オーディエンス別のメッセージ | |
方法 | データフィードに存在する値によって、特定の視聴者セグメント向けにビデオがパーソナライズされます。 |
使用例 | 視聴者に表示される画面上のテキストは、視聴者が属する年齢層に基づいて表示されます。 |
データエレメント・ライブラリへの実装方法 | 視聴者の属性を表すデータエレメントを、その属性が持ち得る値と共に作成します。 上記の例では、Age Groupというデータエレメントを、このデータエレメントが持ち得る値(Gen Y、Gen Z、Baby Boomer)を共に登録します。 |
作成するデータエレメントは、企業に存在する実際のデータを表す必要があります。 視聴者の名前のデータエレメントを作成する場合、ビデオに渡されるデータフィード内に視聴者の名前が存在している必要があります。
ストーリー・テンプレートを使用してビデオを作成する場合、 選択したパーソナライズに関連するデータエレメントがライブラリに自動入力されます。その場合でも、データエレメントの追加、編集、削除は自由に行うことができます。
データエレメントの追加
1. |
ビデオにアクセスします。 |
2. |
サイドバーでDataを選択します。 |
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データエレメント・ライブラリが開きます。システム・データエレメントであるidが自動的に追加されます。 これは、レポートの作成に使用されるため、削除することはできません。
3. |
+Add Elementをクリックします。 |
4. |
データエレメントの名前を入力します。 |
5.a. |
(オプション)このデータエレメントがオーディエンス別のメッセージ、あるいは、ナレーションで使用される場合、このデータエレメントが持ち得る全ての値を追加します。 |
5.b. |
値(上記の例では部門名)を入力し、+ADDをクリックして、必要な全ての値を追加入力していきます。 |
5.c. |
ページ下のAddをクリックします。 |
データエレメント(と関連するデータエレメント値)がライブラリに追加されます。 |
6. |
Doneをクリックしてウィンドウを閉じます。 |
これでビデオをパーソナライズする準備が整いました。 以下の例では、(データエレメント・ライブラリに関連する値と共に定義済みの)データエレメント Department Name をオーディエンス別のメッセージに使用される準備が整っています。 |
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データエレメントの編集
1. |
編集を行いたいデータエレメントを選択します。 |
2. |
データエレメント名のそばにあるペンシル型のアイコンをクリックします。 |
3. |
必要に応じて、データエレメント名を編集します。 |
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4. |
Saveをクリックします。 |
データエレメント名が更新されます。 |
5. |
Doneをクリックしてウィンドウを閉じます。 |
データエレメント値の編集
ライブラリのデータエレメントに値が設定されている場合、既存の値の編集や新規の値の追加を行うことができます。
1. |
値を編集したいデータエレメントを選択します。 |
ページの右側に値が表示されます。 |
2. |
ページの右側にあるEditをクリックします。 |
3. |
以下のオプションを用いて値を編集します: |
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4. |
全ての変更を終えたら、Saveをクリックします。 |
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データエレメントの削除
データエレメントは、シーンで使用されていない場合にのみ削除することができます。 そのため、データライブラリから削除する前に、シーンからデータエレメントを外しておく必要があります。 なお、データライブラリから、そのデータエレメントがどのシーンで使用されているかを確認することができます。
1. |
削除したいデータエレメントを選択します。 |
2. |
行の末尾にあるゴミ箱アイコンをクリックします。 |
3. |
該当のデータエレメントを削除したい場合、Deleteをクリックします。 |
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データエレメントが削除されます。 |
データエレメント値の削除
使用しなくなった値を削除することもできます。値を削除する際、以下のようなケースでは、 少なくとも値を1つは保持しておく必要があります:
a) データエレメントがオーディエンス別のメッセージに使用されている場合
b) データエレメントが1:1パーソナライズに使用されている場合
データエレメントと同様に、データライブラリを参照することで、どのシーンでどの値が使用されているかを確認することができます。
1. |
削除したい値が設定されているデータエレメントを選択します。 |
2. |
ページの右側にあるEditをクリックします。 |
3. |
削除したい値のそばにあるゴミ箱アイコンをクリックします。 |
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4. |
Saveをクリックします。 |
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値リストが更新されます。 |
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